膝痛の鍼灸治療でよくある質問
膝痛で来院される方からよく聞かれるのが、
「膝が痛い場合、どこに鍼をするのですか?」
という質問です。
結論から言うと、膝痛の鍼灸治療では、痛い膝だけでなく、膝に負担をかけている筋肉や関節の動きを確認して施術します。
まず確認すること
膝痛では、最初にどの動作で痛みが出るかを確認します。
・歩くと痛いのか
・階段で痛いのか
・しゃがむと痛いのか
・立ち上がると痛いのか
・正座で痛いのか
・膝を伸ばすと痛いのか
・膝を曲げると痛いのか
この確認によって、施術するポイントが変わります。
たとえば、階段で痛い場合と、しゃがむと痛い場合では、負担がかかっている筋肉や関節の使い方が異なります。
施術で見る筋肉
膝痛で特に確認する筋肉は以下です。
・大腿四頭筋
・内側広筋
・外側広筋
・ハムストリングス
・内転筋
・大腿筋膜張筋
・腸脛靭帯
・腓腹筋
・中殿筋
膝の前側の痛みでは、大腿四頭筋や膝蓋骨まわりを確認します。
膝の内側の痛みでは、内側広筋、内転筋、鵞足部の筋肉を確認します。
膝の外側の痛みでは、大腿筋膜張筋や腸脛靭帯の緊張が関係することがあります。
膝の裏の痛みでは、ハムストリングスや腓腹筋の緊張を確認します。
股関節と足首も確認する理由
膝は、股関節と足首の間にある関節です。
股関節の動きが悪いと、膝がねじれやすくなります。
足首が硬いと、歩行や階段で膝に負担が集中します。
そのため、膝痛の施術では、膝だけでなく股関節や足首の動きも確認することが重要です。
鍼灸で期待できる変化
膝痛に対する鍼灸では、筋肉の緊張を緩め、膝の動きを改善することを目指します。
施術後には、
・歩行が楽になる
・階段が下りやすくなる
・膝の曲げ伸ばしがしやすくなる
・立ち上がりが楽になる
・膝の重さが軽くなる
といった変化が期待できます。
ただし、膝の変形が強い場合や炎症が強い場合は、状態に合わせた施術と継続的なケアが必要です。
まとめ
膝痛の鍼灸治療では、痛い場所だけを見るのではなく、痛みが出る動作、筋肉の緊張、股関節や足首の動きを確認します。
膝に負担をかけている原因を見極めて施術することで、痛みの軽減と動きの改善を目指します。
膝の痛みで歩くのがつらい、階段が不安、正座ができないという方は、早めのケアをおすすめします。
