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更年期の不眠・ほてり・動悸はなぜ起こる?鍼灸で見るポイント

更年期に増える不眠・ほてり・動悸

更年期になると、今まで感じなかった不調が急に出てくることがあります。

 

特に多いのが、不眠、ほてり、発汗、動悸です。

 

「夜中に目が覚める」

「急に顔が熱くなる」

「汗が止まらない」

「胸がドキドキして不安になる」

 

このような症状は、更年期の体の変化と自律神経の乱れが関係していることがあります。

 

なぜ更年期に症状が出やすいのか

更年期では、女性ホルモンの分泌が大きく変化します。

 

女性ホルモンの変化は、自律神経にも影響します。

 

自律神経は、体温調節、発汗、心拍、睡眠、呼吸などを調整しています。

 

そのため、自律神経のバランスが乱れると、

 

・急なほてり

・のぼせ

・発汗

・動悸

・息苦しさ

・不眠

・疲労感

 

などが起こりやすくなります。更年期には、ほてりや発汗、動悸、めまい、不眠、気分の落ち込みなど、身体面と精神面の症状が重なって出ることがあります。

 

不眠が続くと症状が悪化しやすい

更年期症状では、睡眠の質がとても重要です。

 

眠れない状態が続くと、体の回復力が落ち、首こりや肩こり、頭痛、めまい、イライラ感が強くなりやすくなります。

 

また、睡眠不足は自律神経の乱れにもつながります。

 

そのため、更年期症状では「眠れる体に整えること」が大切です。

 

首肩の緊張と呼吸の浅さ

不眠、動悸、息苦しさがある方では、首や肩、背中の緊張が強いことがあります。

 

首肩が緊張すると、呼吸が浅くなりやすくなります。

 

呼吸が浅い状態では、体がリラックスしにくく、交感神経が優位になりやすくなります。

 

その結果、夜になっても体が休まらず、眠りが浅くなることがあります。

 

鍼灸治療で確認するポイント

当院では、更年期の不眠・ほてり・動悸に対して、次のような点を確認します。

 

① 首肩の緊張

② 背中の硬さ

③ 呼吸の浅さ

④ 手足の冷え

⑤ のぼせの有無

⑥ 睡眠の状態

⑦ ストレスや疲労の蓄積

 

そのうえで、首、肩、背中、手足、お腹などに施術を行います。

 

体の緊張をゆるめ、呼吸がしやすくなるように整えることで、自律神経のバランスを整えることを目指します。

 

よく使う施術部位

更年期の不眠や動悸では、以下の部位を確認することが多くあります。

 

・後頭部

・首の付け根

・肩甲骨まわり

・背中

・みぞおち周辺

・手首周辺

・足首周辺

 

首や背中の緊張をゆるめることで、呼吸が深くなり、体が休まりやすい状態を目指します。

 

また、手足のツボを使うことで、冷えやのぼせのバランスを整えることもあります。

 

鍼灸で期待できる変化

鍼灸では、不眠や動悸を無理に抑えるのではなく、体が自然に落ち着く状態を目指します。

 

施術後には、

 

・眠りやすくなる

・途中で目が覚めにくくなる

・首肩が軽くなる

・呼吸が深くなる

・動悸や不安感が落ち着きやすくなる

・体の力が抜けやすくなる

 

といった変化が期待できます。

 

医療機関の受診が必要な場合

動悸や息苦しさ、強いめまいがある場合は、更年期だけが原因とは限りません。

 

特に、

 

・胸の痛みがある

・息切れが強い

・急に激しい動悸が出る

・失神しそうになる

・強い不安感が続く

・急な体重変化がある

 

このような場合は、まず医療機関での確認をおすすめします。

 

鍼灸は、必要な検査や治療を妨げるものではなく、体を整える選択肢の一つとして考えることが大切です。

 

まとめ

更年期の不眠、ほてり、動悸は、女性ホルモンの変化と自律神経の乱れが関係していることがあります。

 

また、首肩の緊張や呼吸の浅さ、睡眠不足、ストレスも症状を悪化させる原因になります。

 

鍼灸では、首・肩・背中・手足を整え、体がリラックスしやすい状態を目指します。

 

更年期の不調で眠れない、急なほてりや動悸がつらいという方は、早めに体の状態を整えていきましょう。