脊椎の知識を鍼灸臨床に活かす
皆さんこんにちは。
4月19日も、朝8時から脊椎矯正のセミナーに参加してきました。
今回のテーマは腰椎の矯正です。
脊椎矯正では、基本的にアトラス(首の一番上にある第一頸椎)を除く多くの椎骨は、主要な変位方向が後方になると考えます。
つまり、上の椎骨が下の椎骨に対して後方へ滑るような変位です。
なぜそのような変位が起こるのかというと、椎間板の中にある髄核が前方へ移動することで、椎間板がくさび形に変化するからです。
逆に、椎骨が前方へ変位するようなケースは、奇形や靭帯の裂離、骨折など、限られた場合に起こると学びました。
さらに、椎体の変位は後方にずれるだけではありません。
実際には、回転や傾きも伴います。
例えば、椎体がシーソーのように左や右へ傾くことで、椎骨と椎骨の間にある椎間板の形も変化します。
つまり、腰椎の異常は単純なズレではなく、複数の方向の変位が重なって起こっているということです。
そのため、臨床では後方変位・回転変位・傾きの変位を同時に矯正する必要があります。
その際に重要になるのが、棘突起と乳頭突起です。
例えば、棘突起が左に回転していて、なおかつ椎間板の左側の開きが大きい場合には、棘突起を使って矯正します。
一方で、棘突起が左に回転していても、椎間板の右側が開いている場合には、乳頭突起を使って矯正します。
こうした違いを見極めながら矯正するため、今回も非常に密度の濃いセミナーでした。
実際の臨床でも、脊際に浮腫があったり、腸骨に左右差があったりと、脊椎の変位を示しているような変化を多く見かけます。
そのような身体の変化から脊椎の変位を判断していくことは、とても興味深く感じています。
また、脊椎矯正のセミナーで学ぶ内容は、矯正だけにとどまらず、鍼灸の臨床にも応用できる点が非常に面白いところです。
そこにさらに筋緊張の考え方が加わってくると、まるで人間の体が透けて見えてくるような感覚があり、とてもワクワクします。
明日も午後の診療をお休みして、また東京へ行ってきます。
明日は臨床中心のセミナーとのことなので、さらに学びの多い一日になりそうです。
また学んだことを、後日ブログにまとめたいと思います。
