· 

首を横に倒すと痛い・倒しにくい原因と鍼灸施術

首を横に倒すと痛い・倒しにくい方へ

「首を横に倒すと痛い」

「片側だけ首が倒しにくい」

「首を傾けると肩や背中までつっぱる」

「寝違えのような違和感が続いている」

 

このような症状は、首だけに原因があるとは限りません。首の動きは、首の骨、肩甲骨、背中、肋骨まわりの動きと関係しています。

 

所沢鍼灸院では、痛みの出る場所だけを見るのではなく、首を横に倒したときにどこで動きが止まっているのか、どの筋肉に負担がかかっているのかを確認しながら鍼灸施術を行います。

 


首を横に倒す動きとは

首を横に倒す動きは、専門的には「頸部側屈」といいます。

 

たとえば、右耳を右肩に近づける動きが右側屈です。このとき、単純に首だけが横に倒れているわけではありません。

 

実際には、

 

・首の骨の一つひとつの動き

・後頭部と首のつなぎ目の動き

・肩甲骨の位置

・背中の丸まり

・肋骨まわりの硬さ

・左右の筋肉の緊張差

 

などが関係しています。

 

そのため、首の横倒しで痛みがある場合、痛い側だけに鍼をするよりも、首・肩・背中全体の動きのつながりを見て施術することが大切です。

 


頸部側屈で関係しやすい筋肉

首を横に倒したときの痛みや可動域制限では、次のような筋肉が関係していることが多くあります。

 

僧帽筋上部

僧帽筋上部は、首から肩にかけて広がる筋肉です。

 

肩がすくみやすい方、デスクワークで首肩に力が入りやすい方は、この筋肉が硬くなりやすくなります。

 

僧帽筋上部が緊張すると、首を反対側に倒したときにつっぱり感が出たり、同じ側に倒したときに首の付け根が詰まるように感じたりすることがあります。

 

肩甲挙筋

肩甲挙筋は、首の横から肩甲骨の内側上部につながる筋肉です。

 

寝違えや、首を横に倒したときの鋭い痛みで関係しやすい筋肉です。特に、首の付け根から肩甲骨の内側にかけて痛みが出る場合は、肩甲挙筋の緊張を確認します。

 

長時間のスマホ姿勢や、肩をすくめるクセがある方は負担がかかりやすい部位です。

 

胸鎖乳突筋

胸鎖乳突筋は、耳の後ろから鎖骨・胸骨にかけて伸びる首の前側の筋肉です。

 

首を横に倒す動きだけでなく、首を回す動きにも関係します。この筋肉が硬くなると、首の横倒しがしにくくなるだけでなく、頭痛、こめかみの違和感、首の前側のつっぱり感につながることもあります。

 

斜角筋群

斜角筋群は、首の横から肋骨に向かってつく筋肉です。前斜角筋・中斜角筋・後斜角筋があります。

 

呼吸が浅い方、首肩に力が入りやすい方、猫背気味の方は斜角筋が硬くなりやすくなります。

 

斜角筋が緊張すると、首を横に倒したときに首の横から鎖骨まわりにつっぱり感が出ることがあります。場合によっては、腕のだるさや重さに関係することもあります。

 

頭板状筋・頸板状筋

頭板状筋と頸板状筋は、首の後ろ側から後頭部にかけて走る筋肉です。

 

首を反らす動きや、首を回す動きにも関係しています。首を横に倒したときに後頭部や首の後ろが詰まる感じがある場合、この筋肉の硬さを確認します。

 

頭半棘筋・頸半棘筋・多裂筋

頭半棘筋、頸半棘筋、多裂筋は、首から背骨の深い部分を支える筋肉です。

 

表面の筋肉だけでなく、深部の筋肉が硬くなると、首の細かい動きが出にくくなります。

 

「大きく動かすと痛い」というより、「ある角度で急に引っかかる」「首の奥が詰まる」という場合は、深い筋肉の緊張も確認します。

 

後頭下筋群

後頭下筋群は、後頭部と首の一番上の部分をつなぐ小さな筋肉の集まりです。

 

目の疲れ、頭痛、首の付け根の重さがある方では、この部分が硬くなっていることがあります。

 

首を横に倒したときに後頭部の付け根が詰まる場合は、後頭下筋群への負担も考えます。

 


痛い側だけが原因とは限りません

首を右に倒したときに右側が痛い場合、右側の筋肉が詰まって痛むこともあります。

 

一方で、左側の筋肉が硬く伸びにくくなっているために、右に倒しにくくなっている場合もあります。

 

つまり、痛みのある側だけでなく、反対側の筋肉の伸びやすさも確認することが大切です。

 

所沢鍼灸院では、

 

・に倒したときに右が詰まるのか

・右に倒したときに左がつっぱるのか

・首を倒すと肩が一緒に上がるのか

・首を倒すと顎が上がるのか

・首を回す動きも制限されているのか

 

といった点を確認し、施術する筋肉を選びます。

 


所沢鍼灸院での鍼灸施術

首の横倒しで痛みや可動域制限がある場合、所沢鍼灸院では首だけでなく、肩甲骨まわりや背中の状態も確認します。

 

鍼を行う主な部位は、症状に応じて次のように選びます。

 

・僧帽筋上部

・肩甲挙筋

・胸鎖乳突筋

・斜角筋群

・頭板状筋

・頸板状筋

・頭半棘筋

・頸半棘筋

・多裂筋

・後頭下筋群

・菱形筋

・脊柱起立筋

 

これらの筋肉の中から、動作確認や触診で反応の強い部位を探し、必要な場所に鍼を行います。

 

首は繊細な部位のため、強い刺激を入れればよいわけではありません。筋肉の深さ、緊張の強さ、痛みの出方を確認しながら、刺激量を調整して施術します。

 


首だけでなく肩甲骨や背中も見る理由

首の動きは、肩甲骨や背中の状態に大きく影響されます。

 

たとえば、背中が丸くなり、肩甲骨が外に開いた姿勢が続くと、首の筋肉は常に引っ張られた状態になります。

 

また、肩甲骨の動きが悪いと、首がその分をかばって動こうとするため、首の横倒しで痛みが出やすくなることがあります。

 

そのため、首の症状であっても、肩甲骨の内側、背中、肋骨まわりまで確認することがあります。

 


このような方はご相談ください

・首を横に倒すと痛い

・片側だけ首が倒しにくい

・首から肩にかけてつっぱる

・寝違えのような痛みが続いている

・首の付け根が詰まる感じがある

・デスクワークで首肩がつらい

・肩甲骨の内側まで重だるい

・頭痛や眼精疲労もある

 

首の痛みは、放置すると肩こりや頭痛、背中の張りにつながることもあります。

 

所沢鍼灸院では、首を横に倒す動きだけでなく、首の回旋、肩甲骨、背中の状態まで確認しながら鍼灸でケアしていきます。

 

首を横に倒すと痛い、動かしにくいと感じる方は、お気軽にご相談ください。